介護予防・日常生活支援総合事業(通所型サービスA)

「通所型サービスAで行う運動プログラム」を行うにあたっての目的は、利用者様に運動習慣を定着して頂く事です。マシントレーニングは行わず、自重トレーニングやレジスタンスバンドを用いたエクササイズを行う運動メニューをご提案します。自宅で出来る運動メニューをお伝えする事が利用者様の運動習慣定着に最適であると考えています。運動プログラムを通じて、運動習慣定着のきっかけとなって頂ければ幸いです。

利用者様の自宅には、一般的にはトレーニングマシンは完備していません。継続的に自主的な運動を実施する為には、自宅で出来るトレーニング方法をお伝えする事が最適であると考えています。自宅で出来るエクササイズの基本技能をお伝えする事で、場所を選ばないトレーニング環境を利用者様にご提供する事が出来ます。利用者様の運動習慣定着の手助けにつながると考えています。

自重トレーニングは、自分の体重を用いてのトレーニング方法です。そして、自重トレーニングは、実生活における身体動作の助けになる動作が含まれています。例えば、「しゃがんだり立ったりする動作」は、トレーニング種目であるスクワットに類似します。

自重トレーニングの基本機能習得は、日常動作をスムーズにする為の身体づくりに最適です。運動プログラムを立案する際は、自重トレーニングをメインとしてプログラムを組み立てます。

また、トレーニングの効果を最大限に発揮させるためには、身体全体のバランスを整える「骨格アライメント(骨や関節の並び方)の調整」、「適切な姿勢をお伝えすること」、「ストレッチング」などが必要です。

猫背などの反復的な不良姿勢は、トレーニングの効果を軽減させるどころか、新たな痛みを引き起こす原因にもなります。適切な姿勢で運動を行うことは、トレーニング効果を最大限にし、そしてトレーニング時の外傷の可能性を最小限に抑える事が出来ます。

「ストレッチング」は、関節可動域を広げ、トレーニングや日常生活での外傷のリスクを最小限にします。安全かつ効果的に運動プログラムを実施する為には、「ストレッチング」は欠かす事が出来ません。自宅で出来る「ストレッチング」の方法をお伝えし、習慣的に行って頂きたいと考えています。

治療家としての経験を活かし、利用者様一人ひとりに合った最適なコンディショニングをご提供しています。「運動」と「コンディショニング」の両方を、利用者様にご提供する事で、安全かつ効果的な「運動プログラム」が実施できると考えています。

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