治療家のお話

「心」と「身体」は、お互いに関わり合っていますが、「心身」の状態は、「姿勢」にも大きく影響を及ぼしていると考えております。

例えば、気持ちが晴れやかで気分が良いときは、背筋が伸びて、胸が張れている状態になっております。

一方、気分が沈んでいるときは、気づかないうちに、背中が丸くなり、前かがみの姿勢になっている場合が多くみられます。

自分自身にもいえることですが、「心身」の状態を一定に保つことは非常に難しいです。

特に、「お身体の痛み」と「メンタルの部分」は、連動しており、痛みがあると気持ちまで沈んでしまいます。

前かがみ姿勢は、首や背中、そして腰にも負荷が加わる可能性があります。

前かがみ姿勢が続くと、新たな痛みを引き起こし、その「お身体の痛み」が「心の部分」にも影響を及ぼしてしまいます。

「心身」の状態は、「姿勢」にもあらわれてくるのです。

施術を行う際は、「身体」と「心」の両方からアプローチしなくてはいけないと考えております。

「身体」と「心」の両方をアプローチ出来る施術の一つとして、「鍼治療」があります。

「鍼治療」は、「お身体の痛みや緊張」を和らげるだけでなく、「自律神経」を整える効果もあります。

「慢性的な痛み」を抱えている場合、お身体全体が緊張状態にあり、交感神経が優位になっているケースもみられます。

場合によっては、睡眠にまで影響がでてくるかもしれません。

「お身体の痛みや緊張を和らげること」と「自律神経のバランスを整えること」が施術を行う上で、優先すべきことであると考えております。

「正しい座り方や立ち方」をお伝えするのは、「心身」の状態を整えてからでも遅くはありません。

仮に、お身体が緊張している状態で、「正しい座り方や立ち方」をお伝えしても、「姿勢の意識付け」を継続することが難しいと考えております。

なによりも、「心身」の状態を整えることが最優先すべきなのです。

お身体の悩みが軽減し、快方に向かっていただければ、自ずと姿勢も良くなると考えております。

「正しい座り方や立ち方」で最も大切なことは、「胸を張ること」です。

胸を張る為には、背中の肩甲骨を背骨に寄せるイメージを持つことです。

胸を張るときは、背を反らす意識が強くなりすぎて、「反り腰」にならないようにしてください。

「反り腰」は、腰や背中の痛みを引き起こす可能性があります。

目線を少しだけ落とすことで、「反り腰」を防ぐことが出来ます。

また、「正しい座り方」につきましては、「胸を張ること」に加えて、「骨盤を立てること」を意識してみてください。

出張鍼灸施術を承っておりますので、ぜひご相談くださいませ。

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投稿日:2024年4月26日 | 最終更新日:2024年9月11日