治療家のお話

肩こりでお悩みの方の多くは、スマートフォン操作などの反復的な前かがみ姿勢である傾向があります。

反復的な前かがみ姿勢によって、背中が丸くなり、頭の位置も前側にスライドしていることが多くみられます。

首や背中などに負荷が加わり、筋肉の痛みや硬さを引き起こす可能性があるのです。

また、肩こりである方の多くは、巻き肩である傾向があります。

巻き肩とは、肩が内側に入っている状態です。

巻き肩によっても、背中が丸くなり、首や背中などの筋肉にストレスが加わります。

肩こりと巻き肩とは、大きな関係があるのです。

肩こりの原因は、背中が丸くなり、胸が張れにくくなっている状態が続いていることです。

肩こりの施術を行う際は、胸が張れやすい身体の状態に戻すことが大切であると考えております。

胸が張れやすい状態にする為には、硬くなった首や背中などの筋肉の緊張を和らげ、全身の骨格バランスを整えることが大切です。

また、首や背中などの筋肉が緊張している状態が続くと、自律神経のアンバランスを引き起こす可能性も出てきます。

持続的な筋肉の緊張状態は、交感神経が優位になりやすくなるのです。

交感神経が優位になると、血管が収縮し、筋血流量の低下にもつながり、更なる筋肉の硬さにつながる可能性が出てきます。

さらに、「身体の冷え」や「慢性的な頭痛」が出現する場合もあります。

肩こり症状を軽減させる為には、首や背中などの筋肉の緊張を和らげ、自律神経を整えることが大切になってきます。

鍼治療は、肩こりの治療法として、有効な方法であると考えております。

鍼は、筋肉の痛みや緊張緩和だけでなく、自律神経を整える効果があります。

また、心地良い鍼刺激は、リラクゼーション効果もあるので、心身のコンディショニングにつながると考えております。

心と身体は、お互いに影響し合う「心身相関」の関係にある為、両方の側面からの治療が必要なのです。

慢性的な肩こりでお悩みの方、鍼治療を取り入れてみてはいかがでしょうか。

出張鍼灸施術を承っておりますので、ぜひご相談くださいませ。

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投稿日:2024年3月11日 | 最終更新日:2024年12月9日