「慢性的な肩こり」に伴う症状として、「頭痛」や「頭重感」、「首の後ろの筋肉の硬さ」、そして「肩甲骨まわりの痛み」などがあります。
そして、「慢性的な肩こり」で悩まされている方の多くは、長時間のデスクワーク作業などが多い傾向があります。
長時間のデスクワーク作業は、どうしても前かがみ姿勢になってしまうことが多い為、頭の位置が前側にスライドします。
この「前かがみ姿勢」が反復的に続くと、「首の後ろの筋肉」や「背中」に反復的なストレスが加わってしまいます。
そして、身体全体のバランスが崩れる原因となるのです。
また、前かがみ姿勢が長期的に続くと、この前かがみの姿勢が「通常の姿勢」として脳に記憶としてインプットされてしまいます。
インプットされた姿勢が、長期記憶として認識されてしまうのです。
話が反れてしまいましたが、デスクワーク作業などの反復的な前かがみ姿勢は、先ほど申し上げた頭痛などの原因となります。
ヒトの頭の重さは、体重の約1割といわれています
例えば、50kgの体重であるヒトの頭の重さは、約5kgです。
前かがみ姿勢で真っすぐ立った際、頭が前側にスライドし、「首の後ろ」や「背中」の筋肉などに持続的なストレスが加わります。
これらの筋の緊張によって、肩こりの症状を引き起こすことが多いです。
大後頭神経は、首の背骨(頚椎)からでる末梢神経です。
この末梢神経は、「首の後ろの筋肉」の間を通過して、後頭部へたどり着きます。
大後頭神経は、後頭部の知覚に関わる神経です。
首の後ろの筋肉の持続的な緊張は、大後頭神経を圧迫し、「頭痛」及び「首の後ろの痛み」を引き起こす可能性があります。
繰り返しになりますが、デスクワーク作業での反復的な前かがみ姿勢は、「頭痛」や「頭重感」などを引き起こす原因になるのです。
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