目標とする身体づくりを実現する為には、筋力トレーニングの「特異性の原理」に則って行うことが大切です。
例えば、「階段の昇り降りがよりスムーズになること」を筋力トレーニングの目標とした場合、その目標に沿ったトレーニングの種目を選定しなくてはいけません。
特異性の原理に則って、「下半身や体幹を鍛えること」を主としたトレーニング種目の選定が必要になってきます。
極端な話、腕立て伏せなど上半身のトレーニングを行ったところで、その目標を達成することは出来ません。
目標に沿ったトレーニング種目の選定が必要になってくるのです。
階段の昇り降りの為の筋力を高める為には、以下のようなトレーニング種目が必要になってきます。
- 全身の基礎体力を向上させる為のレジスタンストレーニング
- 床を蹴り出す動作を行うスクワット系の下半身トレーニング
- 階段の昇降動作に特異的なトレーニング種目であるステップアップ(踏み台昇降) など
プッシュアップなどの上半身のトレーニング種目を行っても、直接的な効果がないとお伝えしましたが、基礎体力を高めるという目的であれば、トレーニングメニューの一つとして組み込むのも有効です。
そのように、目標とする動作を分析した上で、特異性の原理に則ったトレーニングメニューを処方した方が効果的な身体づくりが実現できると考えております。
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投稿日:2023年2月1日 | 最終更新日:2024年12月9日