筋力トレーニングを行う際は、良い姿勢で行うことが大切です。
良い姿勢で行うことで、筋力が発揮しやすくなり、トレーニングの効果を最大限に発揮することが出来ます。
反対に、猫背などの前かがみ姿勢でトレーニングを行うと、効果が軽減するばかりか、ケガの原因になる可能性があります。
また、適切なトレーニングフォームの習得は、ケガの防止に有効です。
適切なフォームでのトレーニングは、筋肉にしっかりと刺激が加わり、安全かつ効果的な身体づくりを行うことが出来るのです。
適切なフォームの習得で大切なことは、「適切な座り方」と「適切な立ち方」の意識付けです。
「適切な座り方」と「適切な立ち方」を意識する上で大切なポイントは、胸を張り、肩甲骨を背骨に寄せることです。
たすき掛けやリュックを背負った時の感覚です。
しかし、肩甲骨を背骨に寄せる(胸を張る)ことを意識し続けることは、意外に難しいと思います。
なぜなら、ヒトの目の位置が前側にあるため、意識が常に前側にいってしまっているからです。
意識が常に前側にいってしまうと、前かがみ姿勢になり易くなり、頭の位置が前側にスライドしやすくなります。
身体のバランスを調節する為に、身体に不必要な負荷が加わり、身体の痛みの原因になるのです。
気づいたときに胸を張ることをしていただき、その積み重ねが「短期記憶」から「長期記憶」に変わると考えております。
そして、胸を張る姿勢の意識付けは、トレーニングに限らず、日常生活でも行っていただければ、幸いです。
投稿日:2023年1月25日 | 最終更新日:2024年9月11日