トレーニング効果を高める為には、良い姿勢で行うことが大切です。
良い姿勢でトレーニングを行うことで、力が入りやすくなり、トレーニング効果を最大限に引き出すことが出来ます。
一方、猫背などの前かがみ姿勢でトレーニングを行うと、効果が軽減するばかりか、ケガの原因になる可能性が出てきます。
また、良い姿勢でトレーニングを行うことで、適切なフォームの習得にもつながります。
適切なフォームは、目的の筋肉にしっかりと刺激が加わり、安全かつ効果的な身体づくりを行うことが出来るのです。
適切なフォームを身につける前提として、「適切な座り方」と「適切な立ち方」でトレーニングを行うことです。
「適切な座り方」と「適切な立ち方」を意識する上で大切なポイントは、「腰を反りすぎず、胸を張り、肩甲骨を背骨に寄せること」です。
胸を張り、肩甲骨を背骨に寄せるイメージとしては、たすき掛けやリュックを背負ったときの感覚です。
しかし、肩甲骨を背骨に寄せる(胸を張る)ことの意識付けを継続することは、難しいかと思います。
なぜなら、ヒトの目は、前側にある為、意識が常に前側にいってしまっているからです。
意識が常に前側にいってしまうと、前かがみ姿勢になり易くなり、頭の位置が前側にスライドしやすくなります。
頭部が前側にスライドすることで、首や背中などの筋肉に不必要な負荷が加わり、筋肉の痛みや硬さを引き起こす原因になるのです。
気づいたときに、胸を張ることをしていただき、その積み重ねが「短期記憶」から「長期記憶」に変わると考えております。
また、胸を張る意識が強くなりすぎると、腰が過度に反れてしまう「反り腰」の状態になる可能性があります。
反り腰は、腰が過度に反れた状態であり、腰にストレスが加わることで、腰痛の原因になることがあります。
反り腰の対処法としては、目線を少しだけ下げることです。
目線を少し下げることで、反り腰が和らぎます。
目線の目安としては、15m先の地面を見るイメージです。
繰り返しになりますが、良い姿勢のポイントは、「腰を反りすぎず、胸を張り、肩甲骨を背骨に寄せること」です。
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