スクワットは、太もも前側の「大腿四頭筋」とお尻の「大殿筋」を強化するトレーニング種目です。
身体を支える必要がある為、下半身だけでなく、体幹も鍛えることが出来ます。
スクワットは、イスの座り立ちや歩行、そして階段の昇降などの日常動作をスムーズに行う為の動作づくりに有効であると考えています。
スクワットは、比較的難易度の高いトレーニング種目です。
自己流で行わず、経験のある運動指導者のもとで行うことをおすすめします。
スクワット習得の為のバリエーション
スクワットの不適切なフォームは、膝関節や腰などに痛みを引き起こす原因となります。
安全にスクワットを行う為には、体力に応じた難易度のスクワットを行うことが大切であると考えております。
難易度に応じたスクワットのバリエーションです。
① 手すりを用いた椅子スクワット |
手すりを掴みながら、椅子スクワットを行います。 |
② 手すりを用いない椅子スクワット |
手すりを掴まずに、椅子スクワットを行います。 |
③ 手すりを用いたハーフスクワット |
手すりを掴みながら、椅子なしでのハーフスクワットを行います。 |
④ 手すりを用いないハーフスクワット |
手すりを掴まずに、椅子なしでのハーフスクワットを行います。 |
⑤ スクワット |
手すりを掴まずに、椅子なしでのノーマルスクワットを行います。 |
ストラクチュラルエクササイズについて
スクワットは、骨強度の強化に有効なトレーニング種目です。
ヒトの身体の生理的反応として、運動などで骨に物理的な刺激が加わると、骨強度が増すといわれています。
スクワットは、背骨に長軸方向(縦方向)の負荷がかかるストラクチュラルエクササイズです。
ストラクチュラルエクササイズとは、背骨に物理的な長軸方向への刺激が加わる種目であり、骨強度が強化に最適だといわれています。
スクワットは、ストラクチュラルエクササイズの一つです。
他に、「デッドリフト」や「ショルダープレス」などがあります。
「スクワット」を定期的に行うことで、骨強度の強化が期待できます。
加齢に伴って少しずつではありますが、骨強度が低下するといわれております。
特に女性は、ホルモンの影響で、ある年齢を境に急激に骨強度が低下するといわれております。
繰り返しになりますが、ストラクチュラルエクササイズは、骨強度低下を抑える方法の一つであると考えております。
骨強化に有効な方法について
骨強化の為には、「栄養」や「適度な日光浴」、そして「骨への物理的な刺激」が有効です。
骨の形成・維持にはビタミンDやカルシウムの摂取が必要であるといわれています。
カルシウムは、骨の発達や維持に重要な栄養素であり、牛乳や魚類などの食品に多く含まれており、積極的な摂取が望ましいです。
ビタミンDは、腸管でのカルシウム吸収を助ける役割があるといわれています。
そして、適度な日光浴は、皮膚で紫外線を吸収し、ビタミンDを合成します。
キノコ類や魚類に多く含まれており、食材から摂取することが理想的ですが、不足分はサプリメントからの摂取を検討していただければと思います。
サプリメントの導入の際は、専門家からアドバイスをおすすめします。
出張鍼灸施術を承っておりますので、ぜひご相談くださいませ。
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