社会に出たら義務教育が役に立つかについて考えてみました。
義務教育が役に立つか否かについては、よく議論が交わされる内容です。
個人的には、義務教育で学んできた内容については、社会に出て役に立っていると思っています。
一方で、義務教育は役に立たないという意見もあります。
例えば、「方程式や因数分解なんて大人になって使わない。だから義務教育は役に立たない」などです。
確かに、研究職やエンジニアなどの専門職以外の方々は、学校を卒業したら、方程式や因数分解はまず使いません。
使う機会があるとすれば、身近な小中学生に勉強を教える時くらいです。
しかし、義務教育で身につけた基礎学力は、現代社会を生きていく上で非常に有効な武器になると考えています。
例えば、算数や数学の授業で学んだ「論理的思考力」、国語の授業で学んだ「文章の読解や記述」は、仕事を行う上で必須のスキルです。
仕事を進めていく上で、義務教育で身につけた基礎学力なしでは、仕事になりません。
仕事を円滑に行う上で、最も大切なことは、お客様が抱えている悩みを解決することです。
問題解決へと導き出す為に、限られた時間内でお客様にとっての最適解をご提案することが求められます。
もちろん、社会人として一人前になる為には、義務教育で学んだ内容だけでは足りませんが、その内容が土台になっていることは、間違いないと考えています。
小中学生に「学校の勉強は大人になって役に立つのか」と質問されたらこう答えます。
大人になって仕事をする様になったら、必ずお客様がつきます。
お客様に自社の商品を購入してもらうためには、商品の良さを納得できる形で説明しなければいけません。
まず自社の商品の良さ知る為には、多くの資料や書籍などを読んで勉強しなくてはいけません。
そして、お客様に物事を順序立てて説明する為の論理的思考力を身につける必要があります。
それらの学習能力の基礎となるのが、義務教育で学ぶ基礎学力です。
基礎学力を身につけることが出来ていれば、仕事をする上で、円滑に進めることが出来るのです。