中山匡氏が書かれた「失敗をゼロにする起業のバイブル」についてお話します。
「失敗をゼロにする起業のバイブル」は、起業に関するビジネス書です。
起業を目指す方だけでなく、社会人として仕事を行う上で大切なことを気づかせてくれる本です。
著者は、起業支援コンサルタントとして、クライアントへの起業支援活動をされている方です。
理系大学院を修了された方で、書かれていている内容は論理的であり、腑に落ちる内容ばかりです。
「失敗をゼロにする起業のバイブル」の中でも、「大勝するのではなく、絶対に負けない戦いを行うことが大切である」という部分に共感しました。
「失敗をゼロにする起業のバイブル」を読んで、感じたことをお話しします。
起業で重要なのは、大きく成功することでなく、失敗しないことです。
失敗しないために必要なことは、孫子の名言である「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」です。
敵の状況を把握し、自分の状況も把握していれば、百戦戦っても負けることはないということです。
注目したいことは、負けない戦い方を重視していることです。
「敵を知り」とは、自分からみた偏差値の低い分野を探すことです。
得意分野は人によって異なっており、戦う分野によって自分の偏差値は変わってきます。
つまり、自分が勝てそうな分野を探すことです。
「己を知る」とは、自分の経験や技術を知ることです。
「敵を知り、己を知る」ことに加えて、自分の身の丈に合った活動を行っていけば、負ける確率を減らすことが出来るのです。
負ける確率を減らすビジネスモデルを作り出す事で「百戦危うからず」が実現出来ると、著者はおっしゃっています。
つまり、適切な方法で起業することにより、失敗を最小限に抑えることが出来るということです。
先行きが不透明である現代において、ビジネスで大勝することでなく、絶対に負けない戦いをすることが本当の意味での勝利であると考えています。
スポーツなどの勝負事においても、相手の弱点をついたり、自分の得意分野に持ち込んで、負けない戦いをすることが重要です。
「失敗をゼロにする起業のバイブル」は、孫子の名言に通ずるところがあり、非常に説得力があります。
起業家としての心構えも、今後人生を歩んでいく上で、必要になると考えています。
様々な分野で活躍されている考え方に触れ、己を知り、学びの幅を広げることで、自分を高めてまいります。
是非とも多くの方々に読んでいただきたい本です。