スクワットは、下半身の筋肉の代表的なトレーニング種目です。
また、スクワットは、上半身の一部以外のほぼ全身の筋肉に刺激を加えることが出来、キングオブエクササイズとも呼ばれております。
スクワットは、非常に優れたトレーニングですが、スクワットのフォームが原因で、腰痛を引き起こしてしまうケースがあります。
その原因とは、スクワットを行う際の「バットウィンク」によるものです。
バットウィンクとは、スクワットで深くまでしゃがんだ際に、腰が丸くなってしまう状態であり、腰に強いストレスが加わってしまいます。
バットウィンクによる腰へのストレスによって、腰痛を引き起こしてしまうのです。
スクワットでの腰へのストレスを軽減させる為には、バットウィンクを無くすフォームの修正が必要になってきます。
バットウィンクは、スクワットの足幅が狭い時に起こりやすいです。
足幅が狭くなると、深くまでしゃがんだ際に、太ももの前側の付け根が詰まることで、腰が丸くなってしまいます。
太ももの前側の付け根の詰まりを無くすことが、大切になってくるのです。
バットウィンクの修正として、足幅を肩幅の1.5倍くらいに広げることをご提案します。
足幅を1.5倍くらいに広げると、太ももの前側の付け根が詰まりにくくなります。
腰の丸まりが無くなることで、バットウィンクの改善につながるのです。
また、スクワット動作中の「反り腰」も腰の負荷が大きくなってしまい、場合によっては、腰痛を引き起こしてしまう可能性があります。
反り腰とは、言葉の通り、腰が過度に反れている状態です。
反り腰の簡易的なチェック方法として、壁に背を向けて立ち、壁と腰の隙間の距離を確認します。
反り腰である場合、手のひらを腰に回した際に、その手のひらが簡単にすり抜けてしまう状態です。
手のひらがすり抜けるかすり抜けないくらいの距離が望ましいです。
スクワットでの反り腰については、目線の意識付けで修正出来ることが出来ます。
スクワットで反り腰になってしまう方の多くは、目線が「上向き」もしくは「真っ直ぐ」になっている傾向があります。
目線が高くなると、その目線につられるように、背中や腰が反れてしまいます。
目線を少しだけ下向きに落とすことで、反り腰が改善されることが多いです。
大体、15メートル先の地面を見る感覚であり、顎を少し引くくらいが望ましいです。
25メートルプールの少し手前くらいの地面を見ることをイメージして頂ければと思います。
ただし、目線が下を向き過ぎると、背中や腰が丸くなってしまい、バットウィンクの原因になってしまいます。
スクワットは、非常に優れたトレーニングですが、フォーム習得にはある程度の時間が必要であると考えています。
スクワットを実施する際は、専門家のもとで行うことをおすすめします。
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