コラム「患部を撫でるとなぜ痛みが和らぐのか」を更新しました。

優しく患部を撫でることで、痛みが軽減したという経験をお持ちの方は、多くいらっしゃるかと思います。

その身体の反応は、気のせいではなく、しっかりとした根拠があります。

撫でることで痛みが和らぐという身体の反応は、脊髄分節性鎮痛によるものです。

脊髄分節性鎮痛とは、痛みのある部位にさすったりなどの皮膚刺激が加わると、その部位に存在する触圧受容器が反応し、痛みが軽減するという鎮痛効果です。

触圧受容器は、感覚受容器の一つです。

感覚受容器とは、皮膚に何かしらの刺激が加わることで、反応する感覚のセンサーです。

触圧受容器は、触られたり、適度な指圧などが加えられたときに反応します。

触圧受容器の他には、温覚や冷覚、そして痛覚などの感覚に対する受容器が存在します。

マッサージや刺さない鍼(てい鍼やローラー鍼など)の施術によって痛みが軽減する効果は、脊髄分節性鎮痛によるものなのです。

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