治療家のお話

心と身体は、お互いに独立しておらず、「心身相関」の関係にあります。

「心」に不調があらわれると、「身体」に影響を及ぼし、そして「身体」に不調があらわれると「心」に影響を及ぼします。

心と身体は、お互いに切っても切り離すことが出来ないのです。

治療家として、「心」と「身体」の両方の側面で施術をしていきたいと考えております。

「心身」と「自律神経のバランス」を整えることは、健康維持の為に、欠かすことが出来ません。

自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」に分類されております。

交感神経は、心は身体が活動的なときに優位に働き、「闘争と逃走の神経」とも呼ばれております。

交感神経が優位になると、心拍数が増加し、胃腸の活動は低下します。

副交感神経は、心と身体がリラックスモードのときに優位に働きます。

副交感神経が優位になると、心拍数が低下し、胃腸の活動は活発になります。

「交感神経」と「副交感神経」がバランス良く働くことで、「心身」ともに元気よく活動することが出来ます。

「心身の健康」と「自律神経のバランス」は、お互いに関係し合っているのです。

例えば、「慢性的な肩こり」で悩まされている方の多くは、首や背中だけでなく、全身の筋肉が硬くなっている傾向があります。

全身の筋肉が硬くなることで、緊張状態となり、「交感神経」が優位に働く可能性が出てきます。

交感神経が優位になると、手足が冷えたり、睡眠にも影響でてくるなど、「心」の部分に影響を及ぼしてしまうことにもつながります。

何かとストレスの多い現代においては、交感神経が優位になり易い環境にあります。

副交感神経を優位とし、心身のリラックス状態を得ることが大切になってくるのです。

「心」と「身体」の施術が出来る治療として、「鍼治療」が有効であると考えております。

鍼治療は、筋肉の痛みや硬さ、そして炎症を和らげるだけでなく、自律神経を整える効果があります。

皮膚や筋肉への心地よい鍼刺激は、脳波をα波(リラックスモードも時にみられる脳波)とし、快楽物質である「ドーパミン」が体内で分泌されるといわれております。

また、心拍数や血圧を下げ、副交感神経を優位にする効果もあります。

鍼は、心身のリラクゼーション効果をもたらしてくれる治療法なのです。

心身のコンディショニングとして、「鍼治療」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

出張鍼灸施術を承っておりますので、ぜひご相談くださいませ。

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投稿日:2024年4月23日 | 最終更新日:2024年12月13日