歩行や起居動作、そして階段の昇降などの日常動作をより快適に行う為のエクササイズとして、スクワットは非常に優れた種目です。
スクワットは、下半身トレーニングの代表的な種目であり、主に太もも前面の「大腿四頭筋」とお尻の「大殿筋」を鍛える事が出来ます。
スクワットは、身体のバランスを取りながら行う必要がある為、「大腿四頭筋」や「大殿筋」だけでなく、体幹の筋肉も同時に鍛えることが出来ます。
スクワットは、一部の上半身の筋肉を除いた全身の大部分の筋肉に刺激を加えることが出来るのです。
「大腿四頭筋」と「大殿筋」は、身体の中でも大きな筋肉です。
これらの筋肉に刺激を加えることで、消費カロリーも大きくなります。
スクワットは、場所を取らずにダイエットに非常に効果のある運動であるといわれております。
しゃがんだり立ったりするスクワット動作は、日常生活で多用する動きです。
筋力トレーニングの原理の一つに「特異性の原理」があります。
例えば、「階段の昇降がよりスムーズに出来るようになること」が目的であれば、その目的に沿ったエクササイズを行わなくてはいけません。
「階段を昇降」は、身体のバランスをとりながら、脚を交互に上げたり下げたりする動作です。
「身体のバランスをとりながら、脚を交互に上げたり下げたりする」という動作に合った種目の選定をする必要があります。
ここでは、「スクワット」と「踏み台昇降（ステップアップ）」が候補になります。
「踏み台昇降」は、階段の昇降の動作に最も近い種目です。
「スクワット」で下半身を含めた身体全体の筋力の底上げをし、「踏み台昇降」で目的に類似した運動を行います。
これらの運動を組み合わせることで、効果的に目的に近づけると考えております。
「特異性の原理」に則ってトレーニングを行うのであれば、「スクワット」などの下半身強化を行い、「踏み台昇降」で目的の動作に結び付けることが適切です。
「スクワット」と「踏み台昇降」は、今回の目的に対しての「特異的な動作」なのです。
しかし、スクワットを行うと、腰などが痛くなってしまう方もいらっしゃるかと思います。
スクワットの代替種目として、「四股スクワット」や「ランジ」なども非常に優れた種目です。
お身体の状態にあわせて、臨機応変に種目を選定された方が良いと考えております。
運動は、無理をしすぎず、自分に合った運動を楽しく長期的に行っていただくことが理想的です。
安全かつ効果的に長くトレーニングを行う為に、専門家の方に相談されて、運動プログラムを作成していただくことをおすすめいたします。
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