足根管症候群や足底腱膜炎、そして有痛性外脛骨症などの整形外科的な疾患は多く存在します。これらの症状には共通する部分があると考えています。足底アーチ(土踏まず)が崩れていることが多く、足底アーチを確保するのに必要な筋肉が硬くなっており、機能が損なわれている状態になっています。その影響で、ふくらはぎや足部の筋肉の硬さがみられる事が多いです。身体全体の骨格アライメント(骨や関節の並び方)の不整も大きな影響を及ぼしていると考えています。患部だけでなく、身体全体の骨格バランスの状態も考えて施術する必要があると考えています。患者様の足サイズを測定し、必要に応じてシューフィッティングを行っています。
骨格バランスの不整が患部に及ぼす影響について
猫背などの前傾姿勢は、ふくらはぎに負担がかかります。足のトラブルは、局所的な問題ではなく、骨盤を含めた身体全体の骨格アライメント(骨や関節の並び方)の不整が影響しています。患部だけでなく、身体全体のバランスを考えての施術をしていかなくてはいけないと考えています。
患部の痛みや硬さなどの症状を軽減させる目的として、鍼灸や低周波治療機器を用いての施術を行います。その上で、根本的な原因を解消し、再発のリスクを軽減させることが大切であると考えています。その方法としては、身体全体の骨格アライメント(骨や関節の並び方)の調整です。さらに、患部を安静させる為に、患者様の状態にあったサポーターもご提案します。
シューフィッティングについて
足底板の処方は、適切な足底アーチを確保する方法として非常に有効です。足のサイズ(足長、足幅、及び足囲)を測定し、患者様の履いている靴が、適切なサイズであるかを確認する事ができます。患者様に合った靴のサイズをご提案します。必要に応じて、足底パッドを用いて微調整を加えて、患者様に合ったシューフィッティングを行います。
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腰に痛みを訴える方の多くは、身体全体のアンバランスが認められ、筋肉の硬さや血行不良を引き起こしている傾向があります。猫背などの前かがみ姿勢を伴うデスクワークやスマートフォン操作などによって、骨格アライメントの不整を引き起こす可能性があります。患者様の状態に合わせて、鍼灸、赤外線治療器などの物理療法、そしてお身体全体の「骨格アライメント(骨や関節の並び方)調整」を行い、症状改善のサポートをしております。
首の痛みを訴えている方は、スマートフォン操作などの前かがみ姿勢が反復的に続く事が多いです。首だけでなく、背中や腰にも負担がかかっている場合も多くみられます。首の施術を行う際は、患者様のお身体全体を診させていただいた上で、施術も行う必要があると考えています。胸が張れにくく、肩が前に出ている、いわゆる「巻き肩」である傾向があります。鍼灸施術や赤外線治療器などの物理療法で、筋肉の硬さや痛みを軽減し、お身体全体の骨格バランスの調整を行っております。