腰の施術について

腰痛や背中の痛みによって、腰痛ぎっくり腰ぎっくり背中反り腰仙腸関節の痛みなどの症状が出現することが多いです。鍼灸治療は、それらの症状について、お役に立てることができます。

腰や背中に痛みでお悩みの方の多くは、骨盤の歪みなど、身体全体の骨格バランスの歪みが認められる傾向があります。そして、筋肉の硬さや血行不良を引き起こしていることも多いです。猫背などの前かがみ姿勢は、骨格アライメントの不整を引き起こす可能性があります。患者様の状態に合わせて、鍼灸、赤外線治療器などの物理療法、そして「身体全体の骨格アライメント(骨や関節の並び方)調整」を行い、症状改善のサポートをしてまいります。

大捷館たいしょうかん治療院】は、大宮区・中央区・浦和区・西区・北区からのご来院の多い、さいたま市大宮区上小町の鍼灸院です。腰痛や背中の痛みには、針治療とお灸の専門院にお任せください。

腰痛の鍼灸治療

鍼灸は、腰痛によって引き起こされた筋肉の痛みや硬さを軽減し、刺激部位付近での血行を促進させる効果があります。皮膚や筋肉に鍼灸刺激を与えると、ポリモーダル受容器と呼ばれる感覚のセンサーが興奮します。ポリモーダル受容器は、皮膚や筋肉、そして関節に分布されており、鍼刺激や灸刺激に反応する感覚受容器です。ポリモーダル受容器が興奮することによって、鎮痛効果や血行促進効果をもたらしてくれるのです。

鍼灸による刺激を腰まわりの筋肉に与えると、刺激部位付近に分布しているポリモーダル受容器が興奮します。ポリモーダル受容器が興奮されることで、「β-エンドルフィン」や「エンケファリン」と呼ばれる物質が脳内で分泌されます。「β-エンドルフィン」や「エンケファリン」は、鎮痛作用に関わる脳内物質です。内因性オピオイドとも呼ばれております。それらの内因性オピオイドの作用によって、鎮痛効果をもたらしてくれるのです。内因性オピオイドを介した鎮痛作用は、鍼灸による鎮痛効果のメカニズムの一つです。

鍼灸による血行促進効果は、刺激部位付近での軸索反射によるものです。皮膚や筋肉に鍼灸刺激を与えると、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)など、血管拡張作用のある物質が刺激部位付近で分泌されます。CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)などの作用によって、皮膚が赤くなる紅潮斑(フレア反応)がみられ、刺激部位付近で血行が促進されるのです。鍼灸刺激によって血行が促進されることで、滞っていた発痛物質や老廃物が洗い流され、腰まわりの筋肉の鎮痛効果や疲労回復効果が得られるのです。

腰痛と坐骨神経痛

坐骨神経は、腰椎(腰の背骨)と仙椎(仙骨)から出て、お尻から足先まで走行する長い神経です。坐骨神経痛は、坐骨神経が何かしらの原因で、圧迫や刺激を受けることによって、引き起こされる症状です。主な症状としては、お尻から足先までの痛みやシビれなどです。坐骨神経痛によって出現する身体部位は、広範囲にわたるのです。

さて、慢性的な腰痛でお悩みの方の多くは、坐骨神経痛である傾向があります。そして、坐骨神経痛の方は、お尻の筋肉が硬くなっていることが多いです。お尻の筋肉は、主に股関節を動かす作用があり、直立二足歩行を円滑に行う上で、欠かすことの出来ない筋肉です。お尻の筋肉の多くは、骨盤に付着しております。そして、骨盤の歪みは、お尻の筋肉の緊張を引き起こす可能性があります。「骨盤の歪み」と「お尻の筋肉の緊張」は、密接に関わっているのです。例えば、長時間の中腰作業は、腰の筋肉に持続的なストレスが加わり、腰痛につながる可能性が高くなります。同時に、腰への持続的なストレスは、骨盤の歪みを引き起こし、お尻の筋肉の硬さにもつながります。骨盤の歪みによって、坐骨神経痛になる可能性が出てくるのです。

腰痛でお悩みの方の多くは、骨盤が歪んでいる傾向があります。骨盤に歪みは、お尻の筋肉の緊張を引き起こし、坐骨神経痛につながる可能性が出てくるのです。腰痛と坐骨神経痛は、密接に関わっていると考えております。

腰の痛みのトリガーポイント鍼治療

腰の筋肉にトリガーポイントが形成されると、腰だけでなく、お尻や鼠径部(太ももの付け根)にも痛みが出現する可能性があります。トリガーポイントは、筋肉の痛みであり、筋肉内にロープ状の索状硬結を触れることが特徴です。また、トリガーポイントは、局所の痛みだけでなく、局所から離れた場所にも痛みが出現します。腰の筋肉のトリガーポイントは、腰の痛みの他に、お尻や鼠径部にも痛みが出現する「関連痛パターン」を持つのです。

腰のトリガーポイントを引き起こす原因として多くみられるケースは、「長時間の座位」や「反復的な荷物の運搬」などです。そして、腰の筋肉の中でも、「腰方形筋」や「脊柱起立筋」にトリガーポイントが形成されることが多いです。

  • 腰方形筋にトリガーポイントが形成されると、「腰」や「お尻」、そして「鼠径部(太ももの付け根)」に痛みが出現する「関連痛パターン」を持ちます
  • 脊柱起立筋にトリガーポイントが形成されると、「腰」や「お尻」に痛みが出現する「関連痛パターン」を持ちます

腰方形筋は、腰に手を回した時に親指が触れる所に位置します。体幹の側屈作用(身体を横方向に傾ける作用)があり、そして左右の腰方形筋が同時に働くと、腰が伸展されます。また、腰方形筋は、骨盤の安定に関わっています。腰方形筋は、荷物を持ち上げたり、身体を急に捻ったりなどが原因で、最も痛めやすい腰の筋肉です。

脊柱起立筋は、頚椎(首の背骨)から腰椎(腰の背骨)の両脇を走行する細長い筋肉です。脊柱起立筋は、姿勢を真っ直ぐに保つ筋肉であり、腰を反る動作にも関わっています。脊柱起立筋は、荷物を持ち上げたり、長時間の座位などが原因で、最も痛めやすい腰の筋肉です。

「腰方形筋」や「脊柱起立筋」にトリガーポイントが形成されると、「腰」や「お尻」、そして「鼠径部(太ももの付け根)」に痛みが出現するのです。

腰の痛みのトリガーポイントを治療する際は、原因となる筋肉を同定し、索状硬結に直接アプローチすることが大切になってきます。索状硬結は、筋肉内で形成されており、皮膚表面ではなく、深部に存在します。鍼は、体内に刺入することが出来る為、深部にある索状硬結に直接アプローチすることが可能です。鍼は、腰の筋肉のトリガーポイントに直接治療することが出来ます。腰の痛みのトリガーポイント治療は、鍼の適用であり、即効性があるのです。

ぎっくり腰への鍼治療

ぎっくり腰は、重い荷物を持ち上げたり、不安定な姿勢での動作なとが原因で、腰部に急な激しい痛みを引き起こします。ぎっくり腰は、医学用語ではなく、正式には、「急性腰痛症」と呼ばれております。ぎっくり腰である「急性腰痛症」は、言葉の通り、急性に発症した腰の痛みの総称です。

ぎっくり腰は、腰部の整形外科的疾患である「腰椎椎間板ヘルニア」や「腰部脊柱管狭窄症」、そして「腰椎圧迫骨折」などを発症していない場合であれば、長くても2週間程で症状が落ち着くといわれております。しかし、ぎっくり腰になると、歩行が困難になったり、寝返りが辛くなったりする為、日常生活に相当な支障をきたします。そのようなぎっくり腰による辛い症状を一日でも早く軽減する為にも、積極的に治療を行いたいものです。

ぎっくり腰は、鍼治療の適用であり、即効性があります。ぎっくり腰は、腰まわりの筋肉が過度に緊張しているケースがほとんどです。過度な筋肉の緊張によって、痛みを感じるセンサーである「侵害受容器」を刺激し、激しい痛みを引き起こします。ぎっくり腰による痛みを軽減する為には、腰まわりの筋肉の緊張を和らげることが大切になってきます。

鍼は、目的の筋肉に直接刺入することが出来る為、緊張した筋肉を和らげるが可能です。また、鍼治療の効果として、刺激部位付近での血行を良くし、筋肉の過緊張によって滞っていた発痛物質や老廃物を洗い流す効果も期待出来ます。鍼は、ぎっくり腰による筋肉への鎮痛効果や疲労回復効果をもたらしてくれるのです。

ぎっくり背中への鍼治療

ぎっくり背中は、医学用語ではなく、正式には、「筋筋膜性疼痛症候群」といいます。中腰で重い荷物を持ち上げたり、急に後ろに振り向いたりなどが原因で、肩甲骨付近から腰までの部位に突然の激しい痛みを訴えることが特徴です。背中の整形外科的疾患である「胸椎圧迫骨折」などを発症していなければ、長くても2週間程の患部の安静で、症状が落ち着きます。しかし、ぎっくり背中は、耐え難い痛みである為、寝返りや歩行困難になるなど、日常生活に大きな支障をきたします。積極的な治療を行い、一日でも早く、ぎっくり背中による辛い症状を取り除いていきたいものです。

ぎっくり背中は、鍼治療の適用であり、即効性があります。ぎっくり背中は、肩甲骨付近から腰にかけての筋肉に強い緊張が認められます。背中の筋肉の緊張は、筋肉内に分布されている痛みセンサーである「侵害受容器」を刺激し、肩甲骨付近から腰に激しい痛みを引き起こします。ぎっくり背中による症状を緩和する為には、緊張している背中の部位を同定し、その部位での筋肉の緊張を和らげることが大切であると考えています。鍼は、肩甲骨付近から腰の筋肉の痛みや緊張を和らげ、筋血流量を促進する効果があります。背中の筋血流量が高くなると、筋肉の緊張によって滞っていた発痛物質や老廃物を洗い流し、背中の筋肉の鎮痛効果や疲労回復効果がもたらされます。鍼治療は、肩甲骨付近から腰の筋肉のコンディショニングに有効な方法なのです。

ぎっくり背中の予防として、肩甲骨を背骨に寄せる姿勢の意識付けが大切です。猫背などの前かがみ姿勢は、背中の筋肉に反復的なストレスが加わり、肩甲骨付近から腰の筋肉が緊張しやすくなります。前かがみ姿勢によって、背中が丸くなっている状態は、ぎっくり背中を引き起こす可能性が高くなるのです。胸を張る姿勢を意識することは、背中の筋肉へのストレスの軽減につながります。

身体全体の骨格バランスを整えることは、胸を張る姿勢の定着の助けになると考えています。具体的には、身体全体の土台である「骨盤の歪み」を調整し、頭部と背骨の位置関係を整えることです。身体全体の骨格バランスを整えることで、背中の筋肉などのストレスの軽減につながります。

ぎっくり背中による辛い症状をいち早く取り除き、そして予防する為には、「鍼治療による筋肉のコンディショニング」と「骨格バランスの調整を行う施術」が有効であると考えております。

反り腰への鍼治療

反り腰とは、腰が過度に反れており、骨盤が強く前傾している状態です(骨盤が前側に強く傾いている状態です)。骨盤の過度な前傾は、腰椎(腰の背骨)が強く反れてしまい、腰にストレスがかかりやすくなります。反り腰によって、腰痛につながる可能性が出てくるのです。骨盤は、身体全体の土台であり、建物でいうと、一階部分に相当します。何かしらの原因で、骨盤に歪みが生じると、上層階である背骨にも影響が出てきます。骨盤の歪みによって、腰などにストレスが加わりやすくなります。「反り腰」と「骨盤の傾き」は、大きく関係しているのです。

骨盤の傾きは、骨盤に付着する筋肉の働きによってコントロールされています。骨盤には、「腰まわり筋肉」や「腹筋」、「お尻の筋肉」、そして「太ももの筋肉」など、多くの筋肉が付着しています。それらの筋肉の作用によって、骨盤の前傾(骨盤が前方に傾く)や後傾(骨盤が後方に傾く)が行われています。身体へのストレスが少ない理想的な骨盤の傾きは、「骨盤がやや前傾している状態」です。「骨盤がやや前傾した状態」をキープすることで、骨盤に付着する筋肉へのストレスを和らげ、反り腰の軽減につながるのです。反り腰は、骨盤が過度に前傾している状態であり、骨盤のニュートラルな状態である「骨盤がやや前傾した状態」から逸脱しております。反り腰は、骨盤に付着する筋肉の緊張を引き起こし、腰痛などの症状につながるのです。反り腰の対処法として、骨盤に付着する筋肉の状態を同定し、一つひとつの筋肉の緊張を和らげることが大切であると考えております。

鍼治療は、筋肉の緊張を和らげる方法として、有効です。お尻の筋肉や腰まわりの筋肉など、骨盤に付着する多くの筋肉は、非常に大きく、そして厚みがあります。鍼は、体内に刺入することが出来る為、目的の筋肉へのアプローチが可能です。鍼治療は、筋肉の緊張を和らげる方法として、有効な方法なのです。筋肉のコンディショニングを行い、骨盤の傾きをニュートラルな状態(骨盤がやや前傾した状態)にすることで、反り腰の改善につながると考えております。

仙腸関節の痛みへの鍼治療

仙腸関節障害は、反復的な腰部への負荷などが原因で、仙腸関節にストレスが加わり、関節に痛みや炎症を引き起こしている状態です。重たい荷物の運搬作業や長時間のデスクワークなど、腰部へのストレスによるものが多いです。仙腸関節は、骨盤にある関節であり、腰に手を回した時に、出っ張りが触れるところに位置します。また、仙腸関節は、強靭な靭帯に覆われている為、数ミリ程度しか動きません。仙腸関節は、わずかな動きしかありませんが、骨盤の傾きに大きく関係しているのです。

骨盤の傾きは、やや前側に傾いている状態(骨盤がやや前傾している状態)が正常であるといわれております。骨盤がやや前傾していることで、身体全体のバランスをとることが出来ています。腰部への反復的なストレスなどが原因で、骨盤に歪みが生じ、骨盤の傾きがニュートラルな状態(骨盤がやや前傾している状態)から逸脱してしまうと、骨盤まわりの筋肉にストレスが加わります。骨盤の歪みは、腰の痛みやお尻の痛みにつながる可能性が出てくるのです。

骨盤の歪みは、仙腸関節の歪みによって引き起こされます。仙腸関節の歪みは、関節内に痛みや炎症を誘発し、仙腸関節の痛みにつながる可能性が出てきます。つまり、仙腸関節の歪みは、骨盤の歪みにつながる可能性が出てくるのです。

仙腸関節には、痛みを感じるセンサーである「侵害受容器」が多く分布されています。仙腸関節に負荷が加わると、関節内の侵害受容器が刺激され、痛みや炎症が出現するだけでなく、関節の可動性が損なわれます。仙腸関節の可動性が損なわれると、更なる骨盤の歪みの原因になります。骨盤の歪みを調整する為には、仙腸関節の痛みを和らげ、可動性を高めることが大切になってきます。

仙腸関節障害による仙腸関節の痛みや炎症は、鍼治療の適用であり、効果的であると考えております。なぜなら、仙腸関節の関節面は、非常に狭い為、細い鍼での仙腸関節への直接のアプローチが可能だからです。鍼は、痛みや炎症を和らげる効果があります。仙腸関節に直接刺鍼することで、関節の痛みや炎症を軽減し、そして可動性を高めることが期待出来ます。仙腸関節への直接の刺鍼は、仙腸関節障害に伴う症状の軽減に効果的なのです。

骨盤の歪みが腰に及ぼす影響について

「骨盤の歪み」を引き起こす原因の一つとして、骨格アライメント(骨や関節の並び方)の不整が考えられます。立位のときの骨盤の位置は、身体の重心に位置しています。骨盤は全身の骨格の土台であり、建物でいうと一階部分に相当しています。二足歩行を行う上でも、非常に重要な部位です。「骨盤の歪み」は、腰の状態に大きく影響を及ぼしていると考えています。体幹を支える筋や股関節を動かす筋のほとんどは、骨盤に付着しています。骨盤に歪みが起こると、腰や股関節まわりの筋にも反復的なストレスが加わり、腰痛を引き起こす原因となるのです。施術を行う際は、骨盤の状態を重要視しております。

「骨盤の歪み」というキーワードは、抽象的の表現であり、具体的に身体がどのような状態になっているか非常に分かりにくいです。レントゲン検査やMRI検査などの精密検査を行っても「骨盤の歪み」を確認することが非常に難しいと考えています。読影能力の高い経験豊富な専門家であれば、「骨盤の歪み」を画像で確認する事が可能であるかもしれません。

「骨盤の歪み」は、「前かがみ」や「脚を組む」などの反復的な姿勢が主な原因であると考えています。骨盤にある仙腸関節のわずかな動きにより、骨盤の傾きに変化が生じます。その状態が続くと、腰や股関節に負荷が加わります。

「骨盤の歪み」については、専門家によって様々な考え方があると思います。個人的な意見になりますが、「骨盤の歪み」を引き起こすのは、仙腸関節の状態によるものであると認識しています。仙腸関節の状態を整えることは、「骨盤の歪み」を調整する事につながると考えています。腰の施術を行う際は、「仙腸関節の調整」を行った上で、お身体全体のバランスを整えてまいります。

「骨盤の歪み」を調整すると、骨盤の状態が整う為、腰や股関節まわりの筋肉などの負担が軽減されます。鍼灸や赤外線治療器などの物理療法は、筋肉の硬さや痛みを和らげる方法として非常に有効な方法です。患部の筋肉の硬さを軽減させた状態で、「仙腸関節のマニピュレーション」行うと、治療効果がより高まると考えています。

腰への負荷を軽減する四股スクワット

スクワットで腰を痛める原因として、バットウィンクがあります。バットウィンクとは、スクワット動作でのボトムポジション(スクワットで深くまでしゃがんだとき)で、腰が丸くなってしまう状態です。腰が丸くなることで、腰部へのストレスが増加し、腰痛につながってしまうのです。バットウィンクは、スクワットの足幅が狭いときに起こりやすいです。ボトムポジションでの股関節の付け根の詰まりによって、腰が丸くなってしまうことが原因です。バットウィンクを軽減させることが、スクワットでの腰痛の緩和につながるのです。

バットウィンクの対処法として、四股スクワットをおすすめします。四股スクワットは、四股立ちで行うスクワットです。四股立ちとは、お相撲さんが四股踏みをする際の立ち方です。四股立ちを行う際のポイントです。

  • 足幅を肩幅の1.5倍~2倍くらいにします
  • 足のつま先の方向は、外側斜め45度にします
  • 膝が内側に入らないように、腰を真っ直ぐに落とします

四股スクワットは、四股立ちの状態から、体幹を真っ直ぐにキープしながら、スクワット動作を行います。四股スクワットで鍛えることが出来る筋肉は、太ももの前側の「大腿四頭筋」とお尻の「大殿筋」です。また、四股スクワットは、四股立ちで行う為、内ももの「内転筋」も鍛えることが出来ます。四股スクワットは、ノーマルスクワットと同様に、下半身の多くの筋肉を鍛えることが出来るのです。四股スクワットの最大の利点は、ボトムポジションでのバットウィンクの軽減です。四股スクワットは、四股立ちでスクワットを行う為、ボトムポジションにおいて、腰が丸くなることを防ぐことが出来ます。バットウィンクによる腰部へのストレスの軽減につながります。四股スクワットは、腰痛のリスクを軽減することが出来るスクワットなのです。

コルセットやさらしの着用について

腰への負担軽減を目的として、コルセットやさらしで固定することは非常に有効な方法です。コルセットやさらしは、骨盤を安定化させる効果が期待できます。痛みが緩解するまでの期間、日常動作の大きな助けとなります。介護職など仕事柄腰部に負担のかかる方は、せめて仕事の間だけでもコルセットの着用を推奨しています。

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