運動のお話

ふくらはぎの筋肉のストレッチには、さまざまな方法があります。

その中でも、両足を前後にずらし、前屈立ちで行う「アキレス腱伸ばし」があります。

「アキレス腱伸ばし」は、体育の授業などで、誰もが行った経験はあるのではないかと思います。

前屈立ちで行う「アキレス腱伸ばし」は、シンプルな方法ですが、やり方を少し変えるだけで、ストレッチ効果が大きく変わります。

そのやり方とは、後足のつま先の方向を斜め45度ではなく、真っ直ぐにしてストレッチする方法です。

今回は、ふくらはぎの筋肉のストレッチ効果を最大限に高める為の「アキレス腱伸ばし」のポイントについてお伝えします。

ふくらはぎには、多くの筋肉がありますが、大きな筋肉として、腓腹筋とヒラメ筋があります。

腓腹筋とヒラメ筋を合わせて下腿三頭筋と呼ばれております。

また、下腿三頭筋は、心臓から足の末端まで送り出された血液を、静脈血として心臓まで戻す際のポンプ作用としての役割があります。

下腿三頭筋は、第二の心臓とも呼ばれております。

下腿三頭筋は、身体を動かすだけでなく、循環器系にとっても、大切な役割を果たしているのです。

一般的に、筋肉としての機能を高める為には、力を入れていない状態では、筋肉は柔らかいことが望ましいです。

筋肉は、ゴムと同様、柔軟性を保つことで、筋肉の出力を上げることが出来ているのです。

目的の筋肉を効果的にストレッチする為には、解剖学的な筋肉の走行を意識し、目的とする筋肉をゆっくりと伸ばすことが大切です。

ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)は、ひざ裏から始まり、アキレス腱を介してかかとに付着しています。

「アキレス腱伸ばし」で、下腿三頭筋を効果的にストレッチする為には、後ろ足のつま先の方向をまっすぐにする必要があります。

よくありがちな方法として、後ろ足のつま先の方向が斜め45度になっているケースです。

つま先の方向が斜め45度になってしまうと、ふくらはぎのストレッチされる方向が斜め45度になってしまう為 目的の筋肉に十分なストレッチ効果を得ることが出来ません。

後足のつま先の方向を真っ直ぐにするだけで、効果的にストレッチを行うことが出来るのです。

細かい部分ではありますが、つま先の方向を意識するだけで、ふくらはぎのストレッチ効果に大きな差が出てしまうのです。

下腿三頭筋のストレッチである「アキレス腱伸ばし」を行う際のポイントです。

  • 足幅を肩幅にし、両足を前後にずらします
  • 後足のつま先の方向を斜め45度ではなく、真っ直ぐにします
  • 後足のふくらはぎを意識しながら、ストレッチします
  • ストレッチする時間の目安は、約30秒です

もしよろしければ、試してみてください。

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投稿日:2024年8月10日 | 最終更新日:2024年10月2日