「骨盤の歪み」を簡易的にチェックする2つの方法です。
- 目を閉じて、両手を上げてみてください
- うつ伏せになって、膝を曲げてみてください
一つ目の「両手を上げるチェック」では、肩を上げたときの、左右の「手」の位置をを比較します。
ただし、「肩」が痛いときは、無理して行わないでください。
「手が上がっていない側」の身体全体の筋肉が硬くなっていることが推測できます。
そして、左右の骨格バランスに「歪み」があることも考えられます。
目を閉じていることが大切であり、目を開いた状態だと、自分の動きが見えてしまうので、無意識に動きを補正してしまいます。
「隣の人」に見てもらうか、「スマートフォン」の撮影機能を用いて、確認してみてください。
二つ目の「膝を曲げるチェック」では、「うつ伏せ」で膝を曲げたときに、左右の「かかと」と「お尻」の距離を比較します。
ただし、「膝」が痛いときは、無理して行わないでください。
「かかと」と「お尻」の距離では、「太ももの筋肉」の硬さをみています。
「太ももの筋肉」の一部は、骨盤に付着しています。
「骨盤の歪み」があると、「太ももの筋肉」の硬さがみられることが多いです。
左右の「太ももの筋肉」の硬さを確認することで、「骨盤の歪み」の状態を推測することが出来ます。
「骨盤」に歪みがあると、身体全体の骨格バランスを崩し、「肩こり」や「腰痛」など身体に不調があらわれる可能性があるのです。
「骨盤」は、身体の土台であり、建物でいうと「基礎部分」に相当します。
建物を建てる際、基礎工事に多くの時間を要するといわれています。
基礎の部分がしっかりしていないと、強度が弱くなり、建物がぐらつきやすくなります。
それだけ、建物の「基礎部分」が大切であるということです。
ヒトの身体も同じことがいえます。
「骨盤」に歪みがあると、「骨盤」とつながっている「背骨」や「太もも」、さらに身体の全体に影響を及ぼしてしまいます。
「骨盤」は、地面に対して垂直に立っているのではなく、やや前側に傾いております。
この「骨盤」の前傾があるからこそ、背骨の「生理的弯曲」を保持することが出来ています。
背骨の「生理的弯曲」とは、横から見ると「S字状のカーブ」を描いている弯曲構造です。
- 首と背骨(頚椎)と腰の背骨(腰椎)では、前凸のカーブ(前弯)を描いています
- 胸の背骨(胸椎)と仙骨(仙椎)では、後凸のカーブ(後弯)を描いています
「生理的弯曲」があることによって、身体の衝撃を和らげ、身体全体のバランスを整えることが出来ているのです。
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