脚の付け根(鼠径部)に痛みを引き起こす症状の一つとして、「グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)」があります。
「グロインペイン症候群」は、「ボールを蹴る」、「ランニング」などの反復的な動作が原因であるといわれてます。
「サッカー選手」や「陸上選手」などに多くみられます。
その他に、脚の付け根に痛みが出現する症状として、「鼠経ヘルニア(脱腸)」があります。
「鼠経ヘルニア」の場合は、「外科」もしくは「消化器外科」への受診が必要です。
ここでは、筋骨格系の領域である「鼠径部の痛み」についてお話しします。
鼠径部に痛みがある場合、「骨盤まわりの筋肉」が硬くなっていることが多いです。
「骨盤まわりの筋肉」の筋肉が硬くなる原因として、「骨盤の歪み」があると考えております。
骨盤は、地面に対して垂直に立っているのではなく、やや前側に傾いております。
骨盤が土台となり、骨盤の上には「背骨」が載り、そして下側には「股関節」を介して「太もも」へと続きます。
この「骨盤の前側の傾き」によって、身体全体のバランスがとれているのです。
しかし、「骨盤の前側の傾き」が歪んでしまうと、骨盤まわりの「筋肉」にストレスが加わってしまいます。
ストレスが加わることによって、鼠径部に痛みを引き起こしてしまうことがあります。
骨盤に付着する筋肉には、「お尻の筋肉」、「腹筋」、「太ももの筋肉」、「内転筋」、「腰まわりの筋肉」などの多くの筋肉があります。
これらの筋肉へのストレスを和らげることが、「鼠径部の痛み」を軽減させる為に必要なのです。
「鼠径部の痛み」に対して、「鍼治療」と「骨盤の調整」が有効であると考えています。
「鍼治療」は、筋肉の痛みや硬さ、そして炎症を和らげる効果があります。
筋肉の痛みの場所は、表面ではなく、奥深くに出現することが多いです。
「鍼」は、筋肉の深くまで治療することが可能です。
筋骨格系の治療については、「鍼」は得意分野です。
また、筋肉へのストレスを軽減させる為には、「骨盤の調整」が必要です。
「骨盤の歪み」を調整しない限り、骨盤まわりの筋肉へのストレスを和らげることが出来ないのです。
ヒトの骨格は、建物でいうと「柱」や「梁」です。
「柱」や「梁」が安定していないと、建物として不安定になってしまいます。
「骨盤を調整」することは、建物の「柱」や「梁」をあるべき位置に整えていることを意味しています。
筋骨格系からくる痛みの治療として、「鍼治療」と「骨格の調整」が有効であると考えております。
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