「良い姿勢」の意識付けは、快適な日常生活を送る上で必要であると考えています。デスクワークやスマートフォン操作にみられる猫背などの前かがみ姿勢は、首や背中、そして腰に反復的なストレスがかかります。また、「良い姿勢」を心掛けることは、身体の痛みに対する予防も期待できます。
姿勢改善は、鍼灸治療と骨盤矯正がおすすめ
身体をスムーズに動かす為には、「良い姿勢」であることが大切です。
「良い姿勢」のポイントは、「腰を反りすぎず、胸を張り、肩甲骨を背骨に寄せること」です。
「姿勢保持筋」は、立位や座位などの姿勢を保持する為の筋肉であり、重力負荷に対して働く「抗重力筋」でもあります。
また、体幹だけでなく、脚の筋肉など、上半身の一部以外の身体のほとんどの筋肉が「姿勢保持筋」です。
例えば、直立二足歩行の際は、「腰を反りすぎず、胸が張れており、地面に対して垂直である姿勢であること」が望ましいです。
胸が張れている「良い姿勢」である場合、「姿勢を保持する筋肉(姿勢保持筋)」の活動量を最小限に抑えることができます。
一方、猫背など「前かがみ姿勢」である場合、胸が張れず、「首」や「背中」などにストレスが加わってしまいます。
「前かがみ姿勢」は、必要以上に「姿勢保持筋」の出力が必要になってしまうのです。
また、イスに座る際は、「骨盤を立てて、胸を張る姿勢をとること」が望ましいです。
背中が丸くなった状態での座位は、「首」や「背中」などの筋肉に負荷が加わってしまい、「姿勢保持筋」の活動量が大きくなってしまうのです。
「良い姿勢」は、筋肉の活動量を最小限にし、効率良い身体操作を行う為に大切な事であると考えております。
「良い姿勢」を行う為には、身体の土台である「骨盤の角度」を意識することが大切です。
「骨盤」は、地面に対して垂直に立っておらず、少しだけ前側に傾いております。
そして、「背骨」は、「骨盤」の上に載っております。
姿勢などが原因で、「骨盤」の角度が歪んでしまうと、上に載っている「背骨」にも影響がでてしまい、身体全体のバランスが崩れてしまうのです。
倒れずに姿勢を保持する為には、「姿勢保持筋」で補う必要がでてきます。
「姿勢保持筋」に反復的なストレスが加わってしまうと、「肩こり」や「腰痛」などの身体の不調につながる可能性がでてくるのです。
身体全体のバランスを良くする為には、「骨盤の歪み」を調整することが大切です。
「骨盤の歪み」を調整することで、「姿勢保持筋」が働きやすくなり、「良い姿勢」につながると考えております。
また、「骨盤の歪み」によって硬くなった「筋肉」については、「鍼治療」が有効です。
鍼は、直接筋肉に刺入する為、筋肉のコンディショニングに対して得意としております。
筋骨格系の治療については、「鍼治療」と「骨格の調整」の併用が有効なのです。
適切な座り方と立ち方のポイント
背骨を真横から見るとS字状のカーブを呈しており、この状態が前後方向においてバランスがとれています。
例えば、長時間のパソコンを用いてのデスクワークやスマートフォンの操作は、反復的な猫背などの前傾姿勢となり、首や背中、そして腰の痛みを引き起こす可能性があります。
前かがみ姿勢は、身体の特定の場所にストレスを生み出します。
前かがみ姿勢の時の真横から見た時の頭の位置は、重心線より前に突き出ております。
背中側で身体を支えている状態になります。
背中の筋肉に反復的なストレスがかかると、筋肉の硬さや痛み、そして血行不良により、「首の痛み」や「腰や背中の痛み」を引き起こす可能性が高くなります。
適切な姿勢の意識付けは、快適な日常生活を送る上で大切なのです。
「適切な座り方」と「適切な立ち方」について共通する部分は、肩甲骨を背骨に寄せることです。
たすき掛けやリュックを背負った時の胸を張った状態がイメージしやすいと思います。
- 骨盤をイスに対して90度に立て、体幹を真っすぐにする様、意識します。
- 肩甲骨を背骨に寄せ、胸を張ります。
- 目線を真っすぐにします。
- 腹筋に力を入れる意識を持つと腹圧が高まり、体幹が安定します。
- 肩甲骨を背骨に寄せ、胸を張ります。
- 目線を真っすぐにします。
- 腹筋に力を入れる意識を持つと腹圧が高まり、体幹が安定します。
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