治療家のお話

首に痛みがある場合は、首を保護し、安静しやすい状態にすることが理想的です。

身体の痛みなどで動かすことが辛いときは、包帯やサポーターなどで患部を保護し、少しでも痛みによる苦痛を和らげることが大切です。

例えば、腰痛に対しては、コルセットやさらしなど、膝の痛みに対しては、膝サポーターや包帯などが用いられます。

そして、首の痛みに対しては、頚椎カラーの着用が最適であると考えています。

頚椎カラーに対する多くの方のイメージは、「むち打ち(頚椎捻挫)患者さんが、首に巻き着けている姿」を思い浮かべるのではないかと思います。

確かにその通りなのですが、頚椎カラーは、むち打ち患者さんだけでなく、「むち打ちではないけれど、首に痛みを抱えている方」に対してもおすすめしております。

なぜなら、頚椎カラーを首に巻き付けることで、頭の重さによる首へのストレスを軽減させることが出来るからです。

頭の重さは、体重の約10パーセントであり、体重が60kgの方であれば、頭の重さは約6kgといわれております。

首に痛みが無いときは、首で頭の重さを支えることは、特に問題はありません。

しかし、首に痛みがある時は、頭を重さを支えなくてはいけないので、首への痛みの感じ方は相当なものになります。

頚椎カラーの着用によって、首へのストレスを軽減させることが出来ます。

首の痛みによる日常的な辛さを少しでも和らげることが、大切なのです。

また、頚椎カラーは、シーネとしての役割を果たしてくれるので、首へのストレスを軽減させることも期待出来ます。

頚椎カラーの着用が理想的ですが、実際に頚椎カラーを手に入れることは、なかなか難しいのではないかと思います。

頚椎カラーを用意することができなくても、身近なもので首を保護することが出来ます。

それは、フェイスタオルです。

フェイスタオルを用いた方法をお伝えします。

  • フェイスタオルを用意します
  • フェイスタオルを三つ折りにします
  • 三つ折りにしたフェイスタオルを包帯のように巻きます
  • 首を締めつけすぎないよう、フェイスタオルを首に巻き付けます
  • 巻いた後の見た目が頚椎カラーのようになっていれば、大丈夫です

また、肩こりや首こりなどでお悩みの方にも、おすすめします。

頚椎カラー(フェイスタオルも含みます)を着用することで、肩こりや首こりに伴う痛みの軽減につながることが期待出来ます。

フェイスタオルさえあれば、行うことが出来るので、取り入れてみてはいかがでしょうか。

出張鍼灸施術を承っておりますので、ぜひご相談くださいませ。

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投稿日:2024年6月5日 | 最終更新日:2024年9月29日